恋が下手なら「採用」も下手!?求人は求職者へのラブレター!

恋愛も人材採用も「出会い」を求める意味では同じこと。まだ見ぬ、運命の相手を探し求めるのは、それなりに大変な作業です。まぁ、恋愛であれば「偶然の出会い」に運命を預けるのもステキな選択かもしれません。しかしながら、会社運営ではそうも言ってられません。いつまでも偶然の出会いを待つわけにはいかないのです。

採用広告なんて「偶然の出会い」だけに数万~数十万円の広告費を投入するわけですし、悠長にかまえていているわけにはいかんのです…(とはいっても偶然の出会いなんですが…)。なんとか戦略を持って採用広告を出稿する必要があります。

具体的に望む相手の条件を選定し、その相手を口説くには、どうアプローチしたらいいのか作戦を練るのです!何だか結婚相談所の婚活みたいで…ちょっと…なぁ。もっと、少女コミックのような運命の出会い!恋愛に憧れるのに!と思うかもしれません。気持ちがわかりますが、採用に関して言えば、奥手ではダメです。もっと自分をアピールするスキルを磨くことが採用成功の第一歩です。

自社にとって、本当に必要な人材はどんなタイプ・どんなスキルか。その人物にはどうすれば出会えるか。どこでなら出会えるか。どうやって求人広告を通じてアプローチしていくか!それを常に考えてください。

本当に恋人にしたい人は誰なのか、今一度自分の胸に聞いてみる

そんなちょっぴり甘酸っぱい青春のひとこまみたいなことを真面目にやってみる!

これが結構、後々役立ちます。今日はそんなお話です。

「少しでも興味があったら…。」って電話する?

突然ですが質問です。

「少しでも興味があったら電話ください!」って…言われてアナタは電話しますか?

ちょっと意地悪な質問ですが、プライベートで、特に街中なんかで、これだけ言われたら、たぶんたいていの人は怪しいと思います。

この人「誰にでも同じこと言ってるんだろうなぁ」と思うのではないでしょうか。すごく腰を低くして、丁寧に言ったとしても、たぶん怪しまれるだけなんです。逆に何かの勧誘?もしくは、何か隠している?

そんなことを思ってしまうかもしれません。

求人広告も同じことがいえます。応募者の皆さんに少しでも興味を持ってもらいたいなら、そして電話をしてもらいたいならば、思わず電話してしまうような、興味をひく言葉を書かねばなりません。

騙しやひっかけはNGです。なぜならば、騙して入社してもすぐに辞めてしまいます。そんなあくどい会社はすぐにでもネットに書きこまれて、悪い評判は拡散してしまいます。そんな採用は誰も幸せにはなりません。

はたして、我が社のどこか魅力だろうか。我が社が自慢できることはどこだろうか。もし、思い浮かばなければ、喜んでもらえる環境作りって何だろうか。どんな制度や待遇を作ったら、社員たちが笑顔で働いてくれるだろうか。

そんなことを考えていくのが、採用成功の第一歩です。

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運命のあの方は…。まずは応募者の目線に立つこと。

下記の問いは、依頼主(雇用側)にたまに質問する内容です。

「やる気」という言葉を使わずに、やる気を表現して下さい。

広告制作マンの研修内容みたいですが、これ、なかなか答えられない人多いんです。とりあえず、手探りで考えていきましょう。

いつも笑顔で元気がいい。
・挨拶がしっかりできる。
・朝遅刻しない。

なんとなく、頭を捻りながら考えていくと、ポツリポツリとワードがでてきます。やる気の先に出てきたこのワード。実はこれ、過去の従業員に対する不満そのものなんです。その不満を二度と繰り返したくない想いが、結果として“やる気のある人”に集約されているだけなのです。

ということは、

やる気のある人大募集!というよりも

↓↓↓↓

朝、早起きできる人大募集!と伝える方が

よっぽど的確です。どれくらいの「やる気」なら採用なのか??そんな不安感を感じるよりも「朝遅刻しなければ、採用!」と、言われた方がわかりやすく、求職者も理解が早いです。

「私に少しでも興味があったら…」なんて駆け引きみたいな言葉よりも

「実はアナタの○○○に興味があります。よかったらお話しませんか」と言われた方が、

相手の心は掴めるかもしれません。一方的な薄い呼びかけではなく、もっと自分たち(雇用側)の秘めた思い(考え)を掘り下げて、その思いに共感してくれそうな人を探すための“言葉(ワード)”を探していく。それがとても重要です。

求人広告は腰が低くなりがち

横柄に求人募集しよう!と言いたいわけではありません。でも、お客様すぎる呼びかけも、温度差を間違えると、結局はあまり意味を持ちません。

将来の従業員となる、会社を担ってくれる仲間を探すという果てしない旅路が採用であるならば、求人広告でのキャッチコピーにも、少し視点を変えることで反響はグッと変わってきます。

社長さんであれば、従業員は大切な家族や子どものような存在でしょう。

まだ見ぬ、子どもたちにあてたメッセージが他人行儀というのもおかしなものです。

今いる従業員たちに、飲み会の席や普段のコミュニケーションのなかで、伝えている言葉や想いを、一度再認識してみてください。そうしたところから、求人広告へ本当に載せるべきメッセージがあるかもしれません。

背伸びをせずに、普段使わない言葉ではなく

等身大の言葉で求人広告をつくる。

これで、反響はグッと変わりますよ。

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