求人広告ライターとは?

求人広告ライターとは?

「求人広告ライター」という仕事を知っていますか?

はじめまして。当サイトにご訪問頂きありがとうございます。

求人広告ライターの関根コウと申します。自分で「求人広告ライター」とは名乗ってみたものの、実のところ実際の求人業界の現場ではあまり馴染みのない呼び名です。というのも、求人業界では「求人広告制作マン」とか「制作マン」とか「ライターさん」とか、求人メディアや広告会社によって呼び方がバラバラなんです。ある求人メディアでは「求人デザイナー」「求人ディレクター」なんて呼ばれたりもしています。

なんだか職業としてのニッチさを露呈しているような気分になりますが、職種としてはなかなかレアな仕事かもしれませんね。まぁ、呼び名が定まらない理由はそれなりにあって、各求人メディアによって、私たちに求められる仕事の幅や役割が、かなり違うことが要因のひとつなんです。

求人広告は新卒採用・中途採用・アルバイト採用など大きく分けて3つの採用領域があります。それぞれ求人広告の原稿制作では求められるスキルや企画力が随分と変わってきます。根底にある採用の基本的な考え方や成功の方程式は変わりませんが、例えば「新卒採用」と「アルバイト採用」では、採用のスピード感や採用基準も変わってきます。その違いにより、単純に広告に掲載する文章量も変わってきますし、納期のスピード感や求められる企画力にも幅があります。ライターとしてのスキル以上に、ディレクターとしての企画力やプレゼン力を求められることもあります。

求人広告ライターもいろいろ

同じ求人広告ライターを名乗っても、新卒採用領域・中途採用領域・アルバイト採用領域では、仕事で求められる役割が違うので、まったく人種が違います。仕事の幅が違うこともあって、なかなか呼び名が難しい。私も当サイトを立ち上げるにあたっては、それなりに悩みどころでした。しかも、3つの領域すべてで経験を積んできたこともあり、一時は「スーパー求人マン」なんて謎の呼び名のアイデアもあったくらいです(笑)

いろいろ名称はありますが、単純にいえば企業の皆さんの「求人原稿を作る人」です。人材募集をしたい企業の求人広告を作るのが私たちの仕事です。

なぜ今、求人広告ライターがHPを立ち上げたのか。

ご縁があって当サイトを訪問していただいた皆さんの多くは、おそらく人事や採用に携わっている、人事部や経営者の方々かと思います。皆さんは、日々の人材採用の悩みや課題解決の糸口を探す中で「採用のプロ」と接する機会も多いと思います。人材業界には実に様々な肩書きを持つ「採用のプロ」がいます。

正直、肩書きがいっぱいある業界ほど怪しい業界もありません。試しに調べてみたらこんなにありました。

 

◎人材採用コンサルタント
◎求人広告営業
◎人材派遣営業
◎採用アドバイザー
◎人材コーディネーター
◎人材サービス提案営業
◎採用プランナー
◎広告営業スタッフ

 

いろいろありますが、結局のところどれも同じです。新卒採用だったり、中途採用だったり、アルバイト採用だったりと、それぞれ皆得意な分野があり、たまに「何でも得意です!」なんて嘘を平気で言い放つ者もいたりしますが、彼らは総じて「人材サービスを売る人」たちです。

「サービスを売る」ではなく「反響を作る」側の話

皆さんと普段接する多くの営業マンたちは、肩書きはどうあれ「サービスを売る」人たちなのです。

ここでお尋ねしたいのが、これまでの採用人生の中で「求人広告ライター」とじっくり話をしたことがありますか?なんとなく存在は知っている。取材の際に、一度だけ会ったことがある。でも、実際のところ彼らが「何を考え」「どんな戦略を持ち」「どう採用課題の解決」に向き合っているのかを知る人は少ないのではないでしょうか。おそらく皆さんの知る「求人広告ライター」は、私たちの仕事のごく一部の姿です。私たちは「サービスを売る」視点の職種ではありません。私たちの仕事は採用成功の為に、どんな手法やどんな広告・キャッチコピーが必要なのかを考え、それを「作る」仕事です。先ほど羅列した、様々な「採用のプロ」の裏側には、必ず私たち「作る」側の人間がいるのです。単純にいってしまえば、私たちが作ったものを彼らは売っているのです。

ただ、私たちの「作る」行為を、彼ら「サービスを売る」側のフィルターを通すことで、採用結果が大きく変わってしまうことがあります。短期的な利益の為だったり、そもそもの理論を理解していなかったばかりに、せっかく構築した「採用成功への手法」が効果の薄い「サービス」へと落ちて販売されてしまうことがあるのです。長年求人業界で「作る」側の立場で仕事をしていくなかで、この仕組みをどうにか変えられないかと思うようになりました。その最初の一歩が当サイトの誕生に繋がりました。

求人営業の都合に左右されない為に。

アルバイト採用を専門にやってきた求人営業マンに、自社の新卒採用を任せられるでしょうか。答えは「NO」ですよね。でも、その次の段階で「どんな人が新卒採用に強いのか」「はたしてその人はどこにいるのか」を明確に答えられるかと言われれば、自信がない方がほとんどではないでしょうか。そんな時に「私は新卒専門で長年やってきました」なんて営業されると「もう、この人でいいかな」なんて決めてしまいがちです。

営業トークを見抜く術、を論じるつもりはありませんが、採用に関する考え方や理論を少しでも知っていれば、おそらく今よりも「良いプロを見抜く眼」は養われます。求人業界はビジネスですから、そこには多くの「本音と建前」が見え隠れします。

 

「ライバルの求人メディアに打ち勝つためのメーカー同士の戦い」

「マージン率の高いメディアを売りたい営業マン達の本音」

「少しでも応募者数を上げたいが為の広告の嘘」

 

など、星の数ほどある人材採用サービスは、今日も勢力争いを繰り広げています。掲載される広告数も急速に増えているなか、いったい採用をうまくいかせる為にはどうしたらいいのでしょう。

どのメーカーも「当社のサービスなら効果が高い」といい、どの営業マンも「これが最良のプランです」と力強く言い放つ。長く求人をやっていると、もう何を信じていいのかわからない…。なんて気持ちに陥ります。

 

本音で話せる「採用のプロ」はいるだろうか。
本気で語ってくれるプロはいるだろうか。

 

そう考えた時に、あれ?それって私ができるんじゃない?と思ってしまったわけです。

「求人広告ライター」だからこそ話せるノウハウがある。

実は求人営業よりも過酷な立ち位置で、「求人広告ライター」が業界で生きていることはあまり知られていません。なぜならば、私たちの使命は「反響の出る広告を作る」こと。営業職の評価が売上で左右されるとするならば、私たち制作マンは応募効果や顧客満足度で評価を受けます。

応募効果の高い広告を打てる制作マン。顧客の納得感や満足感が高い求人ライターしか業界では生き残れません。それだけに、業界内で誰よりも「反響効果」にこだわる立ち位置のプロなのです。

とはいえ、世の中全然反響のない「求人広告」がたくさんあります。なかなか採用できない。応募もこない。書類選考しても面接に来ない。そんな悩みがいたるところにあります。

 

「反響や効果にこだわるプロ」ってそんなのどうせ口先だけでしょ。

 

そもそも人材会社の人間はみんなそう上手いこと熱弁しては、結果はボロボロで逃げていくじゃないか。なんて厳しいお言葉も聞こえてきます。自分でこの文章書いていてなんですが、なかなか鋭いツッコミ。

確かに、広告は水ものでありますから、やはり効果がない、反響がない求人広告もたくさん生まれてしまいます。しかし、ただ適当に広告を出稿して効果が得られないことと、しっかりと考え抜かれた広告を出稿して効果が得られないのとではその後の採用は大きく変わります。正直に言いましょう。

 

本物のプロの求人広告ライターが考え抜いた求人広告は、
たいてい効果があります。

 

反響がまったくなく、採用がボロボロだったなんて話は聞いたことがありません。私たち求人広告ライターの考え抜いた「コピー」「企画」「広告」を求人メディアの都合や営業マンの都合という名のフィルターを通さずに、皆さんに知ってもらう。そして、採用活動をする企業の皆さんにも同じように採用を考え抜いてもらうノウハウを身につけてもらう。それが当サイトの目指すビジョンです。

「求人広告ライター」ってどんな仕事

話は少し変わり、まずは簡単に私たちの仕事の説明をしましょう。

求人ライター

まずは文章を書く人。求人ライター(文章を書く人)が真っ先に思い浮かぶと思います。これも大きく分けて2通りのライターがいます。ひとつは取材をした上で書くライターさん。

企業の人事担当者と直接打ち合わせをしながら、経営者や現場スタッフへの取材(インタビュー)を重ね、求人原稿を制作します。より応募効果の高い反響のある広告を制作するために、自ら企画を考え、プレゼンすることも多々あります。コンセプトワークやターゲット設定といった広告手法を用いて、メインとなるキャッチコピーの制作も行います。

原稿打ちライター

指定された通りに原稿をタイピングしていくライターさん。求人営業マンからのヒアリングシートをもとに、指示された文章をひたすら打ち込んでいくライターさんです。「原打ちさん(原稿打ちさん)」「原担さん(原稿担当さん)」なんて呼ばれたりもします。

企業へ取材に出向くことはなく、完全オフィスワークで、流れてくる原稿を打つだけのパターンが多いです。それゆえ高度な採用ノウハウや企画力は求められません。多くはアルバイト雇用の短期労働者として活躍している場合が多いです。

カメラマン

取材といえば写真を撮ることもあります。企業から写真を支給される場合もありますが、取材日に合わせて仕事風景の写真や集合写真を撮ることもあります。あまり馴染みがないかもしれませんが、求人広告業界にもカメラマンとして活躍している方が大勢います。取材と一緒に写真撮影も行うハイブリッドな求人広告ライターもいます。

求人デザイナー

フリーペーパーの求人情報誌などでページ全面もしくはページ半分くらいの大きな求人広告を見たことがあるでしょうか。それらデザインされた求人広告を専門に作る「求人制作」「求人デザイナー」もいます。多くの場合、デザインだけ制作するのではなく、取材した内容を文章にしてコピーライティングを行い、写真やイラスト・文章とを合わせて求人原稿紙面をデザインします。

コピー(文章)も書けてデザインもできる。そんなハイブリットな一面がある広告制作マンです。各社求人メディアの懐事情もあり、求人ライターや求人制作マンの待遇もマチマチです。

求人ディレクター

企業の人事担当者や経営者と直接打ち合わせを重ね、採用課題の抽出・採用ターゲットの選定・採用手法の立案・採用スケジュールなどを担う。その後、求人ライターやデザイナーへ指示し、求人広告の制作~効果測定までを行う。

人事担当者が求人ライターになる時代を迎えて

冒頭で述べた私の主観ですが、求人広告ライター(求人広告制作マン)という仕事は、一般にはほとんど知られていない仕事です。最近でこそ、WEBサイトの急速な増加で「WEBライター」や「プロブロガー」なんて職業が増えてきたことで、求人広告ライターとしてのライター職も少しは注目されるようになったかもしれません。しかし、実のところ、これからも仕事して残っていくのか疑問が残ります。

インターネットの到来でライターの仕事が一般化してきました。プロのライターさんからすると、文章の質の違いから、ブログ感覚のライターとプロのライティングを一緒にしてないでいただきたい!なんていう声もありますが、少なくとも、求人広告ライターの仕事は、これから企業の人事部が担う仕事になるのではないかと考えています。これまで求人メディアに発注していた「求人原稿制作」を、企業の人事担当者が自ら文章を書き、リアルタイムで採用を行う時代です。

現在少しずつ、そういった求人メディアが生まれていっています。それが継続して残るのか、一過性で衰退していくのかはわかりません。ただ、従来型の求人メディアにお任せする採用活動が、今、大きな変革期を迎えていることは確かです。
本物の採用を学ぶことで、自社の採用に強くなって欲しい。

 

「求人のプロ」の質を見極める眼を養い、
本物の求人広告ライターと出会って欲しい。

 

まぁ、やがてなくなる職業かもしれませんので、当サイトが自社の採用成功にひと役買い、なかなかやるじゃん「求人広告ライター」なんて言っていただけたら、私の役目は果たせたかなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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