[箸休めコラム]名コピーライターを目指す前に肝に銘じるべき、たったひとつの約束
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もともとライター業を営んでいるとはいえ、やはりこうしてWEBサイトを自分で立ち上げて、考えを巡らせながら、採用のあれこれを書いていく作業は、なかなか大変です。本当はなかなか骨が折れます。と書こうとしたのですが「骨が折れる」の使い方これであってたっけ?などと思い、さらにはそれを調べるのもなんだか億劫になってしまい、そのままダラダラと文章を書き続けている今日です。

もうみなさんはお気づきかもしれませんが、僕はそれほど文章がうまくありません。なんというか、人の眠気を誘うような(つまり、あまり頭に入ってこない感じの)文章を書くのが得意なようで、どうにもこうにも文章が難解なのです。おそらく、自分自身もまだ書きたいこと、書くべきことが掴み切れていないのかもしれません。さて、世間話はこれくらいにして、本題に入りますか。

コピーライターを目指す君に伝えたい。大切な話。

一流はおろか二流でもない、ただのその辺のコピーライターがいったい何を語ろうというのか。そう、たいしたことは語れないのですが、ただ僕自身が、今でも毎日自分に言い聞かせている生真面目な「自分への約束」を今日はご紹介したいと思います。それは……。

 

伝えるべき情報を忘れずに書く。

 

この一言です。

どういうことかわかりますか?これは僕なりのコピーライター観といいますか、一流でもないからこその、せめて背伸びをせずに真っ当に仕事をしていこうとする指針みたいなものです(笑)

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広告の前に「情報誌」である。

コピーライターって今はどうなんでしょう。もはや、カッコ良くも何ともない職業なのかな?みんなブログ書いてる時代ですから、もうライターなんて言っても普通なのかもしれません(よくわからないけれど)。

まぁ、僕自身の話をしてしまうと、コピーライターって響きがなんだかカッコイイわけです。特に20代のまだまだ駆け出しだったころのコピーライターたちは、目を血走りながらコピー100本出し!なんてのをいつもやってて、霧箱に入れて売るような「名作」を作ろうと必死に鉛筆を握っていた。僕の当時の仲間たちも、そりゃ~もうコピーライターを気取るわけです。そんで広告批評とかブレーンとか、そんなオシャレな雑誌を買っては、読んでるのか読んでないのかわからないけど、会社のデスクに置いて仕事をするわけです。

クライアントの金で、クライアントの為といいながらも、自分の「名作」作りの為に仕事しちゃってるコピーライターがいっぱいいました。

みんな広告を作ることに一生懸命になっていて、本来伝えるべき情報を消し始める。なぜなら、そっちの方がオシャレだから。コピーライティングの教本には、名作コピーを作るためには、伝えたいことを1点に絞り、いろいろな情報を削ぎ落とせと書いてあるわけです。そうしなさい!って広告の教本に書いてあるから、みんな当たり前のようにそぎ落とす。

僕もそう思ってたし、今でもそれはそれで間違ってないとは思ってる。ただ、腕が未熟だと、必要な部分まで削ぎ落としちゃうわけです。もう削ぎ落とすことが目的みたいになってしまう。そうなると、もう最悪です。

反響もないし、誰にもなにも伝わらない広告の出来上がり。

求人広告がWEBが主流の時代を迎えて

僕はある時、それは本当に不幸な広告だなと思い、広告を作ることが怖くなりました。スランプみたいな感じです。もう何を信じていいのかわからなくて(笑)

この記事を読んでる方の多くは、まだ経験の若いコピーライターの方や、人事として自社の求人広告の原稿のコピーを自分で考えている方だと思いますが、最初のうちは楽しいんです。大変ですけど、やっぱり自分の書いた文章で反響があって、人が集まる体験はなかなか面白いわけです。でも、そのうち、反響がまったくない時期とかがあって、何が何だか分からなくなる時がきます。

その時に、忘れないで欲しいコト。それは、伝えるべき情報はきちんと載せることです。

今、あなたが作っている求人広告は、広告の前に情報誌です。情報誌にはちゃんと情報を載せてください。本来伝えるべき、情報を漏らさずに正確に載せること。それが一番大切です。それさえ、しっかりしているならば、何もキャッチコピーなんてなくてもいいのです。

人の目を引く為にキャッチコピーは重要かもしれません。

でも、なくても応募者は誰も困りません。

反響の乏しい時代、ついつい、比重として広告のことばかり考えてしまいがちですが、本来伝えるべき情報を書き忘れることはやってはいけないことです。

最近はWEBメディアが主流となってきました。

昔の紙メディアに比べれば、書ける情報量も格段に増えました。名刺サイズの求人広告に情報を押し込むような書き方をしなくても、十分に情報を発信できる時代です。そんな時代の中で、広告としての求人広告の力をどう発揮していくか。求人ライターの腕の見せ所ではあります。

だらだら書いてしまいましたが、いつも私が心の中に忘れずに置いてある考え方は「求人広告は情報誌である」この一点です。

派手でおしゃれでカッコいい広告を作る必要はありません。正確な情報をシンプル伝わるように、丁寧に書いていく。それだけでも、企業の誠実さは伝わります。そして正しく等身大の情報であれば、採用のマッチングもグッと高くなります。それは自然と採用成功へと繋がる近道なのです。

 

今日はこの辺で。

 

 

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