世の中のライターの皆さんは、毎日毎日記事を書き続けているというのに、ほぼ週刊で週一更新ペースの僕が、最近はなんだか息切れしています。というわけで、今日はつらつらと緩めに書いていきたいと思います。
今日はたまに聞かれるライター業について、それも求人広告業界のライターさんについて書いていきたいと思います。とはいっても、実はこの世界、横のつながりはぜんぜんないんです。同業のライターでじっくり話をした人なんて片手で数えられるほどです。カメラマンやデザイナーなど、ちょっと役割の違う人なら会ってきましたが、現場にライターは一人いれば十分ですし、外部の委託ライターが主流の世界なので、あまり接点がないんですよね。
それでも、これからライターを目指したいという方、求人ライターの世界に興味がある。そんな方の何かお役に立つ情報があればと思い、つらつら書いていきたいと思います。
未経験から求人広告ライターになれるのか?
世の中ブログサイトが溢れ、WEBライターへの道に挑戦する人は結構いると思いますが、求人広告ライターになるとなかなかの不人気職のように思っているのですが、実際どうなんでしょう。ちょっと検索して調べてみると、人気があるとかないという以前に、
あんまり募集がない(笑)
WEBライターはいっぱいあるけれど、求人ライターとなるとグッとと少なくなりにけり…。
そりゃそうですね。実は私もそうでしたが、求人広告のライターになりたい!といって業界に入ってくる人はあまり見かけません。いないこともないとは思いますが、私はそうではなかったです。おそらくはライターとして経験を積みたくて、探していた時にたまたま出会ったのが求人の世界だった。そういう方が多いのかなと思います。私の場合なんて、ライターにすら別になりたいと思ってなかったくらいです。小学校の頃は漢字の書き取りテストで毎回居残りで、テストでも50点取れれば良い方というほど、文章を書くのが苦手で。まさか自分が文章を書いてお金をもらう仕事に就くなんて今でも予想外です。
未経験でも採用してくれるかと問われればどうなんでしょうか。文章を書いたことがまったくない。と言われてしまうと難しいですが、今は皆さんブログなりを書いてるわけですし、自分の書いた文章を応募時や面接時に提出すれば、採用のチャンスはグッと上がると思います。私なら未経験者でも、どんどん会って話してみて、文章を読ませて頂いて、良いなこの子となれば、採用しちゃいます。
どの業界でもそうですが「自分は経験者です!」と言われたところで、基本的には鵜呑みにはしないです。失礼な言い方しかできませんが、自称経験者って結構多いんですよ。ライターって肩書きは、資格があるわけじゃないので、いくらでも自称できちゃう。ちょっと関わっただけの仕事も、実績として語れちゃう。だから、結局は書いてもらった文章や過去に書いた記事をその場で読んで、実力とか可能性とかを見た上でしか採用できないんです。
その点でいえば未経験者にも十分可能性はあります。むしろ、下手な経験者よりも採用の可能性は高いように思います。変な癖もないですからね。
実際、稼げるのか?
稼げません。まったく(笑)
求人広告ライターをやって何か得られるものがあるの?
個人的な意見で結構主観なんですが、僕なりの求人ライターの魅力(?)をちょっと書きます。
ライターの世界って最近急に一般化しちゃって、その辺の子がブログサイトで1000文字くらいの記事をサクサク書いて配信したくらいでも「私WEBライターです」ってなってる時代だと思うんです。いや、ぜんぜん否定してないですよ。それはそれでいいのです。
ただ、やはりライターのプロのもっと上の世界で生きてる人ってカッコいいんですよ。取材をしてそれを起承転結でまとめて、裏付けもちゃんととって、読ませる文章を書くわけです。しかも、日本語を良く知ってるから、文章のてにおはもしっかりしてる。
僕のこのサイトの記事みたいに、自由気ままに書いているわけじゃない。
僕はライターの仕事をさせてもらって、やっぱりそういうプロフェッショナルな方々に敬意と憧れを抱くわけです。もし、私と同じようにアナタが憧れを抱いていて、ライターを目指したいんだけど、どの出版社も雇ってくれない!そんな状況ならば、求人広告ライターもひとつの選択肢かもしれません。
この世界、めちゃめちゃ文章のチェックが入ります。若いころは完全にそれにヤラれてしまいます。募集する企業の人事担当者の方・社長さん・担当営業…などなど、完全に一般読者目線で次から次へと言いたいことを赤入れしてきます。つまり、下手な文章なんて書いてるわけいかないんです。自分のブログサイトに好きに書いて投稿して、その後にいろいろ辛辣なコメントをいっぱい書かれて泣きそうになる。そんなレベルじゃないんです。掲載前の原稿にいろいろ言われて、直すまで帰れないんです(笑)
誰もが納得する構成力、誰が読んでも読みやすいと感じる文章力、それを身につけたければ、求人広告ライターは短期間でもなかなかの修業ができますよ。
さらに、取材が基本入ります。自分でクライアントに取材をして、自分でコンセプトを考え、自分ひとりで記事にします。その一連の流れはプロのライターの仕事の進め方と変わりません。ライターとして力をつけたいなら、決して悪い業界ではないと思います。
ただ、せっかくライターを目指すなら、好きな業界でライターをやるのが楽しいですよね。いろいろ経験を積んだ後、長居はせずに自分の好きな業界で、今度は経験者としてライターにチャレンジしてはいかがでしょうか。
最後になりましたが、求人広告ライターは単に文章を書くだけではありません。企業の採用を成功させるためのコンセプトを設計したり、広告力を試されるようなキャッチコピー作りもあります。
文章を書くことと同じくらい、広告が好き!広告を勉強したい!という気持ちがある人に向いている業界かもしれません。
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