40歳以上の求人広告の営業マンと付き合ってはいけない。

このサイトを立ち上げたキッカケにも繋がる今回の話。何より業界に長く関わってきた私自身が、本当に残念に思う「求人広告の営業マン」の実態です。今回は求人広告営業のリアルについて書きながら、本当に付き合うべき求人広告の営業と、絶対に付きあってはいけない求人広告営業についてお伝えしようと思います。

もう、最初のタイトルに思いが集約してしまっていますが、まぁ、順を追って書いていきましょう。

なぜ、この話を書こうと思ったかといえば、最近また求人営業に対するクレームが増えてきたように感じるから。行く先々でロクでもない求人営業の実態について耳にすると、とても残念な気持ちになります。採用のプロという言葉がどうにもこうにも胡散臭い。そんな想いをお持ちの人事担当者の皆様に、ダメな求人広告営業と出会わない為に、今日の記事がお役にたてれば幸いです。

現在世の中には1000を超える求人サービスが運営しているそうです。それだけ人材系の会社に籍を置く営業マンも多いのです。だからなんだという話ですが、様々な業界の中で「営業の質が悪いよね」と言われる求人業界。

今後、皆さんの採用活動において本当に付き合うべき求人営業について紐解いていきましょう。

絶対付きあってはいけない!求人営業の特徴

実はこの話、以前も書きました(笑)

以前、もう騙されない!!こんな“求人営業”は絶対ダメ!というタイトルの記事を書かせて頂きましたが、その名の通り、付きあってはいけない求人営業の特徴はこちらです。

 

特定の求人メディアばかりを提案してくる営業、これは裏を返せば、一番マージン率の高い求人メディアだけを売る使命を与えられている営業です。この営業手法をしている求人営業に出会ったら、その求人会社の他の営業とも付きあってはいけません。会社の方針が、クライアントの課題解決ではなく、儲かる求人メディアを売るスタンスだということです。

さらに、感覚的な話ばかりでいつも「この時期は人が動く」を語る営業。これも勉強不足の求人営業に多い傾向です。さらに、締切の話ばかりしてくる営業はもっとひどい。これは明らかなノルマに縛られている求人営業の特徴です。

これらの傾向は求人営業のやる気の問題よりも、求人会社の長年の育成環境によるところが大きいです。そもそも求人業界の多くは「考える営業」の育成をしてきませんでした。求人営業は、毎日更新される求人メディアのキャンペーン情報を人海戦術のごとく、街中に配り歩く存在くらいにしか考えていません。そのあたりは以前なぜ、毎日キャンペーン情報を電話してくる「求人営業マン」は不快なのか。でも書きましたが、採用の課題に向き合う求人営業がそもそも少ないのです。

求人会社として、課題とトコトン向き合うような営業の育成に取り組んでこなかったことが、営業マンの質を落としているのです。

それと同時に、長時間労働や厳しいノルマの環境で、2~3年で辞めてしまう人が多いのも要因です。10年を超えるようなベテランの求人営業が定着しないことで、育成もなにもあったものではないのがリアルなところでもあります。

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ベテランの求人営業は雇うな!肩書きに騙されるな!

さて、この流れで話を進めるとベテランの求人営業にお願いしたい!そんな気持ちになってくるかと思います。そう、ここまでの話は求人業界経験の長いベテランの営業マンであれば、営業トークに使われる部分でもあります。しかし、今日の本題はまさにその真逆をいく話です。

 

突然ではありますが、今日言いたいことはコレです!

皆さん!40歳以上の求人広告営業とは付きあってはいけません!

※但し、独立されて個人で経営しているような採用コンサルタントは除きます。

 

誤解のないように、但し書きから説明すると、この業界、優秀な求人営業であれば40歳をピークに独立していきます。自ら採用コンサルタントとして活躍する人もいれば、会社を興して社長になる人もいます。

これは求人業界の広く一般的な文化でもあります。その理由については深くは話しませんが、簡単にいえば、優秀な営業はいつまでも平社員ではないのです。ある程度優秀な営業であれば、40歳くらいなら独立しているか、組織でいえば部長クラスになっているはずなんです。部長クラスには数字は付きません。マネジメント職として指導や育成が中心となるので、求人営業マンの仕事はほとんどしません。裏を返せば、肩書きが「部長」や「統括マネジャー」なのに、せっせと求人営業をしているなら、その肩書きはただのフェイクです。

つまり、40歳を過ぎても現場の平営業である人物が、はたして優秀かどうかなのです。どの求人メディアが一番安く掲載できるか。お得なキャンペーン情報はどのメディアなのか。それも大事は大事です。ただ、一番大切なことは、御社の課題を見極め採用成功に導くロジックや戦略です。いつも「そろそろ求人どうですか?お得なキャンペーンありますよ」なんて話しかしない求人営業と付き合うメリットはほとんどありません。それともうひとつ「御社の課題と向き合いましょう」と口では言ってるのに、具体的には何もしない営業が多すぎます!←だんだん愚痴っぽくなってきた……。

結論に戻しますと、もうこの際、40歳以上の求人営業とは付き合わない方がいいのです。もし付き合うならば、その40歳以上のベテランが独立してやっているかどうか。これにつきます。

 

もっと言ってしまえば、40歳以上の求人営業マンの仕事観として「黙っていても求人メディアが売れていた時代」が根本にあります。

かつて、今よりもグッと求人メディアが少なく、ネットではなく紙の時代の求人を知っている営業マンにとって、求人メディアはただの枠売り営業なのです。大きい掲載枠であればあるほど「目立つからアピールになる」と思っているのです。今のネットの時代でいえば、より上位表示されればされるほどに反響効果が高い、と思っているのと同じです。

もちろん、集客の視点では間違いではありません。ただ、それだけでは今の採用で戦い抜くには足りないのです。

採用のコンセプトを立案でき、採用ターゲットに沿った原稿制作やコピーワークが必要です。単に大きな広告枠だけでは、単に上位表示すれば、それで採用が成功するわけではないのです。

個人事業でも独立系求人営業マンと付き合え!

優秀な求人営業であれば、20代のうちからクライアントがついていきます。手を抜けばいくらでも抜けるが、トコトン採用に向き合おうと思えば、どれだけ勉強しても足りないと思うのが、求人広告の仕事です。1000を超える人材サービスの知識や採用のノウハウ、業界研究、職種の研究など、学ぶべきことはたくさんあります。20代から勉強して5年も経つと、大手企業の厚い信頼を獲得して、年間契約する求人営業も出てきます。

そんな優秀な営業マンたちは、さらなるクライアントのニーズに応えるために、独立していくケースが少なくありません。組織の中にいると様々な制約やノルマに縛られます。せっかく掴んだ大手クライアントの信頼を、会社都合のノルマで失うかもしれない。そんなことを考えるようになるからです。

人事担当者の皆さんの業者選びの基準は、出来るだけ安定した規模感を持つ求人会社かもしれません。しかし、個人で独立した求人営業マンのなかにも、とびっきり優秀な人材がいるかもしれないことを、頭の片隅にも入れておいてください。

むろん、勢いだけで独立しちゃったダメな営業も何人も見てきましたが、その違いは一度会えばだいだいわかります。本気で採用と向き合おうと独立した人間と、天狗になって勢いで独立しちゃった人間の違いは、提案内容でわかります。本気で信頼できる求人営業と出会うことは、会社の経営も大きく影響します。

少しでも今日の記事がお役にたてれば幸いです。

 

さて、そんな私も個人活動でした(笑)

自分に対するプレッシャーもあるなと、書いてて思いました。頑張らねばなりませんね!本日もありがとうございました。

 

 

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