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まだ気づかないの?「会社にフィットする人材」を求める経営者が“ダメ社長”と囁かれる理由

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これまで、たくさんの採用の現場で中小企業の経営者の方々とお会いしてきました。当時、まだまだ若手の制作マンだった私の話を真剣に聞いてくれた社長さん。緊張でしどろもどろになりながらもプレゼンした後、「よし!その企画で求人を出してみよう」と後押しをしてくれた社長さん。淡々と創業からの想いを語って(結構長かった…)、最後まで相槌しか打っていなかった私にひと言「君にすべて任せる。しっかり頼むよ」と全権の信頼を託してくれた社長さん。すべてが良い経験と反響との試練の連続でした。そうした現場での経験が今のこのブログにもしっかりと繋がっています。

さて、そんな私の話はさておき、社長さんとお会いすると、かなりの頻度で最初に言われる言葉があります。それは

会社に合う(フィット)人材がいい。」というお言葉。この言葉、みなさんの会社でもよく聞きませんか。決して間違ってはいません。社風というひとつの文化は、経営にとっても重要なポイントでもあります。経営者の想いに共感する人材が集まってくれば、自然と社風は生まれますし、現体制のチームワークを崩さないための、新メンバー募集も大事かと思います。

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会社にフィットする人材とは何か

ただ、会社に合うって会社の何に合わせたいと思っていますか?フィットするという言葉の中身がふわふわしていると、基本的に採用がブレます。採用とは非常に面倒な側面を持っています。本音で言えば「なんかいろいろと上手いこと、会社のみんなとも上手くやってくれて、しっかり働いてくれればそれでいいんだ」ってところかと思いますが、これではあまりにも無計画です。

職場の“従業員”ともフィット(合い)し、“仕事”にもフィットし、会社の“足りない部分”いろいろとフィットして埋めてくれる人。一見普通のことのように思いますが、採用においては、もう少し“求める人物像”に具体性を持たせたいところです。そりゃ、誰だって、すべてがうまく丸く収まる人材は欲しいのは正直なところです。ただ、求職者側からすれば不安です。

結局働いてみないとわからない。そんなことにならない為に、もう少し考えてみましょう。これが管理職クラスの人材募集であれば、面接の話し合いの中で、求職者も理解し、条件があえば引き受けてくれるかもしれません。しかし、これが一般社員だった場合は「会社にフィットする人材」と言われたところで、自分の何をアピールしたいか迷う所です。求人広告の募集内容欄で「会社にフィットする人材大募集!」とはおそらく出さないでしょう。しかし、実はこの話、特に「面接」の時に、陥りがちな落とし穴だったりします。

社長さんや面接官は、目の前の質問から普通に“会社に合うかどうか”を探ってしまいます。このなんとも言葉にならない“探り”は自然と応募者にも伝わります。面接の質問も、何だかよくわからないものにもなりがちです。

「たまに営業が全員外回りに行っててね、オフィスにひとりになっちゃうことあるんだ。そんな時に限って電話が同時になったりするんだけど、大丈夫?」

こんな質問されたって「は、はい…。大丈夫です」というしかありません。

まさか。そう思ったアナタ。一度騙されたと思って、自社の面接をみてください。思ってもみないほど、ヘタな面接官っていっぱいいます。業務内容や採用条件はどこへやら「この子は会社に合うかどうか」なんて軸で考え始めてしまうと、目の前の応募者の、生の声を逃しがちです。応募者は自分がどの部分で採用の条件にマッチするだろうかと考えています。それを提示してあげることで、アピールの機会を創出でき、上手くアピールできれば自然と入社への意欲も増してきます。

例)

≪質問≫

「エクセルを使う仕事なんですが、表計算や関数を使った処理はできますか?」

≪応募者≫

「はい。前職は、総務経理の部署で働いておりましたので、エクセルでの給与計算や売上や顧客管理の処理には自信があります。」

これがおそらく理想的な面接の姿です。会社とは生き物ですから、やはり仕事以外のことでもいろいろ懸念材料はあります。それらを総称して“社風に合う”という言い方になるのかと思いますが、まずは仕事内容でのマッチング、そして待遇や給与面でのマッチング。それらがすべてマッチした後から、考えていきましょう。

決め手に欠けるが口癖になる。

仕事もできそうだし、待遇条件にもピッタリ。入社への意欲も高い。それなのに、なんとなく“決め手に欠ける”。だから採用を見送った。こんな社長さんや人事担当者は多いのではないでしょうか。この問題の解決はまた別に、それはそれであるのですが、この気持ちに陥り、何度も面接を繰り返すうちに、生まれやすいのが冒頭で言った「会社に合う(フィット)人材がいい。」という考えです。

人を見る目はある!それだけでここまで会社を大きくしてきた!そう自負する社長さんであれば、私もこれ以上はいいません。ただ、たいていの方であれば、“決め手に欠ける”ままでは、採用のゴールはいつまでも見えてこないでしょう。

社風や文化には後から馴染むことができます。もっといえば、馴染んで貰えるような社風であって欲しいとも思います。自分の気に入る人を追求することもかまいませんが、採用条件にマッチした人材であるならば、新しい風を呼び込む人材として、採用することも重要な“決め手”です。

いかがでしょう?スキルや経歴じゃなくて、自分の趣味を優先して応募者を選んでいませんか?

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